こんにちわ、30代半ばで”準”おじさんの「たかさん」です。
今回は博報堂の生活総合研究所の定点調査から「40代おじさん」とは一体どんな生き物なのかを考察した下記の本について紹介します。
きっかけはポッドキャストで日経トレンドを流し聞きしていたところ、本書の紹介があり面白そうだと思ったのがきっかけ。
読んでみると簡単に流し読みができてリズミカルな面白い内容です。
データ分析評価や生活習慣というか自分の日々の行動を見直すそんな気づきを得られる良い本でした。
私が本書を読んでみての考えとして、本書は以下のようにおすすめできるかと思います。
こんな人におすすめ
- 40代おじさんを反面教師に自分自身を客観視したい人
- 40代おじさんをネタにエンターテイメントを楽しみたい人
それでは早速紹介していきましょう。
目次
「40代おじさんのリアル」の基本情報
まずは、本書の基本情報です。
本書の基本情報
- 著者:前沢裕文
- 仕様:A5判 260ページ
- 定価:1,800円(税別)
- 発行:日経BP
- 書店発売日:2022年12月19日
- ※本書は日経クロストレンドの人気連載「30年のデータで解析!生活者の変化潮流」の「40代おじさん」に関する記事をまとめたもの.
「40代おじさんのリアル」を評価ポイント3点!
1. データ分析の観点が面白い
幅広い年代と性別ごとの各アンケート回答の統計から「40代おじさん」の特徴をあぶりだすところから本書はスタートします。
長年の大量のデータと統計から40代おじさんの特徴を面白く切り取っていて、「こんなデータからこんなふうに傾向分析するんだ〜」と学びになります。
たとえば、以下のように40代おじさんは”常に他人や周りの環境に対してイライライしてるけど、自分自身は周りへの意識が低い”とおじさんの悲しい生態をあぶりだしています。
- 約束の時間を過ぎて友人を待っている時間にイライラする(84.3%、1位)
- 電車が来るの待っている時間にイライラする(72.8%、1位)
- 結婚式などでスピーチを聞いている時間にイライラする(63.1%、1位)
- スーパーのレジで並んで待っている時間にイライラする(76.1%、1位)
常に何かに憤ってるのが、40代おじさんなのです。
- 公共のマナーに気をつけた生活をしてる(69.2% 、9位)
自分はマナーに気を配らないくせに、他人のすることは許せずにイライラする。他人に厳しく自分に甘い身勝手をさらしてしまう結果となりました・・・・・。
前沢裕文,「-30年調査で見る-哀しくも愛おしい「40代おじさん」のリアル」,日経BP,2022年,20ページ
データやものごとから、どのような特徴を捉えたり、どのような捉え方をしたりするかは個人によってまちまちです。
なので、本書のデータで考察されている内容が絶対ではないし、その是非自体は特に問題ではない。
けど、著者なりの私には思いつかないような視点で分析されている点が非常に面白く感じました。
ある事柄に対してどのように解釈してどのような行動をとるのか、普段の生活や仕事の中でも重要になってくるよな〜と改めて意識することができました。
2. 自分の日々の行動を客観視できる
40代おじさんのどうしようもない特徴を面白くおかしく綴っていますが、実は大なり小なり自分にも当てはまっているものがあるかもしれないですよ?!
例えば以下の引用を見てみてください。
「口うるさい」「理屈っぽい」「怒りっぽい」「説教」「自分勝手」「上から目線」。ずらりと並んだこれらの言葉はなんでしょうか?
これは生活創建が行なった生活調査で「〇〇なおじさんは苦手だ」の〇〇を埋めてもらったもの。その自由解答をテキストマイニングツールで分析して、特徴的な単語をまとめた結果です。
前沢裕文,「-30年調査で見る-哀しくも愛おしい「40代おじさん」のリアル」,日経BP,2022年,119ページ
どれも40代おじさんも、そうでない人もギクッとする人はいるのではないでしょうか。
かくいう私も、「理屈っぽい」「怒りっぽい」についてはやや自覚症状がありますので、気を付けなきゃいけないと思いました。
(もしかしたら気づいてないだけどその他の特徴も兼ね備えてるのかもしれません!笑)
本書では、これら耳が痛くなる特徴をもつ40代おじさんへの嫌悪を、面白おかしく生の声で届けられています。
グラビアアイドル倉持さん(自分存じ上げなかった。。。)のSNS活動におけるおじさんのクソリプライを笑い話にして届けてくれているのです。
ここは本書の中で結構私が好きなところでした。
だれしも被害を受けたら嫌な気分になるのにふと気付かぬ間にやってしまいそうになる、「40代おじさんの6つの特徴」(「口うるさい」「理屈っぽい」「怒りっぽい」「説教」「自分勝手」「上から目線」)を心に留めて常に他者を思いやった行動や言動が行える人間になろうと決意しました。
このように、自分の行動を客観視するするきっかけになりました!その他にも色々な客観視するネタが詰まっているので、是非本書を読んでみることで気づきを得てください!
3. インタビューが豊富で読みやすい!
すでにさきほど、グラビアアイドル倉持さんのインタビューがあることはご紹介しましたが、そのほかにも下記のようなインタビューが収録されています。
- タレント田村淳(かっこいい40代おじさん)
- ミュージシャン奥田民生(おじさんの大先輩)
- 弘中綾香アナウンサー(女性からの視点)
誰もが知っている有名人の方のインタビューなので、必然的に面白いです。
著者が調査から考察した40代おじさんのどうしようもなく救いがたい特徴を踏まえ、さまざまな人の意見を聞いて、おじさんに未来を与えてくれるパートです笑
いわば自分の仮説をもってさまざまなレビューを受けてよりよい考察に昇華していくプロセスでもありますね。
その中でも、田村淳さんの言葉には感銘を受けるものがありましたのでご紹介。
感銘ポイント
- 自分の生きた時代に囚われて世界を今にアップデートできていない人がいる。
- 固定観念を取り払って、何を捨てでもこれだと集中できる人ってかっこいいと思う。
- 集中できることを見つけるために、いろんな人と会って常に情報にアンテナをはっておきたい。どこで人生観が変わるかわからない。
- 自己肯定があるからこそ、田hさ肯定ができて、その人の経験とかいろんなことに興味を持って聞けるようになる。
- 夢はたくさんあっていい、小さいことでも夢。単なる欲望も夢。その小さな故の成功体験を積んでいきたい。
どうでしょう、ある人の考え方にはその人の人生観が宿っているんだと思います。
田村淳さんってもっとちゃらけた人だと思ってたけど、すごい共感できる部分があるなと気づくことができました。
おまけ J.Yパークさんの言動からの学び
脱線しますが、どうしても自分の気持ちに響いたポイントがあったので最後に評価ポイントとは異なるのですがご紹介だけしておきます!
40代おじさんには「叱って伸ばす」という傾向が、「褒めて伸ばす」より多い傾向にあるらしい。
褒めて伸ばすと言えば思い出すのがJYパークさん。
彼が選考者や世の中の人に勇気や希望を与えてくれた言動の中で多用されるのが「本当に」「1番」などといったワードだったとのこと。
なんででしょうか。
今回の生活定点調査では、全世代にかけて「自分に自信がある」という人は半分を割っていて、「世の中や身の回りに不安を感じている」人が非常に多いという調査結果も出ていて、不安が多い時代を自信がない状態で生きているのだと著者は分析します。
人々はよくわからない不安に包まれていて、物事をはっきりと伝えることで頼りにしたくなり、はっきりとした言動などを信じたくなるんだという結論です。
個人的には刺さりましたのでご紹介しました!
まとめ〜「40代おじさんのリアル」の評価
さて、私が本書のおすすめポイントと、学びになった点などを紹介してきました。
本書は40代おじさんという普段注目されない少しネガティブなイメージのある存在を膨大なアンケート調査からその特徴をエンターテイメントを絡めてあぶりだしています。
その中で思わず笑ってしまうことや、日々の生活で自分を客観視できることなどの気づきも得られるそんな良書です。
下記のような方には、一度手に取って読んでみることをお勧めしたいです!
こんな人におすすめ
- 40代おじさんを反面教師に自分自身を客観視したい人
- 40代おじさんをネタにエンターテイメントを楽しみたい人