UA-203060662-1 【必読!】賃貸物件退去時の詐欺に注意! - マネバース

雑記

【必読!】賃貸物件退去時の詐欺に注意!

最近賃貸物件から引越しをした際、賃貸管理会社から詐欺られそうになったので

自分の経験を踏まえて、賃貸退去時に確認しておくべきことを整理しておきます。

少しでも不動産会社から詐欺られる人が減るよう祈ります!

退去時の詐欺まがいの請求

今回、私が某大手グループの賃貸管理会社に、今回私が請求された請求された内容は以下。

  • ハウスクリーニング代44,000円
  • 解約時清算金2,500円

上記の請求内容について、色々と疑問に思い管理会社に順番に確認したところ、

最終的には「間違いでした、申し訳有りません」と手のひらを返して来ました。

間違えて請求してクレジットで引き落として(最終的には返金されたが)おいて、

間違いでしたはありえない。

個人がきちんと確認していなかったら、普通に詐欺られていたわけです。

皆さん気をつけてください。

ハウスクリーニング代は支払い義務ある?!

私が請求された1項目のハウスクリーニング代について、整理します。

原状回復の負担に関する国のガイドラインについて

通常、建物は使用年数に応じて損耗していくもので、税務上も減価償却という概念があります。

賃貸の借り主が通常使用した範囲での状態劣化程度であれば、

それは、経過年数による価値の減少でしかなりえず、なぜその回復費用を借り主がわざわざ負担するのか?という疑問が生じます。

これ、当然疑問に思ったのは私だけでなく、全国各地で不動産会社と借り主でトラブルが絶えないようです。

ということで、これはまずいと思った国が、賃貸物件の経年劣化と原状回復の考え方について、

ガイドラインという形で一定の判断基準を示しています。

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/torikumi/honbun2.pdf

ガイドラインによれば、

原状回復を「賃借人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、賃借人の故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損(以下「損耗等」という。)を復旧すること」と定義

つまり、あくまで借り主の故意・過失によるもののみが建物の原状回復費用として、借り主に請求されるべき費用ということです。

概念は簡単ですが、具体的な判断基準を細かく示してくれているのがこのガイドラインです。

さて、この中で、ハウスクリーニングについても以下のように言及されています。

原状回復費用のうち、賃貸人が負担すべきもの

1.専門業者による全体のハウスクリーニング(賃借人が通常の清掃を 実施している場合)

よーし、通常使用の範囲であればハウスクリーニングは貸主の負担ということですね。

賃貸契約書での合意事項はどうなってる?

さて、ハウスクリーニングは貸主負担で安心!と思いきや、気をつけてください。

このガイドラインは法律では有りませんので、基本的に賃貸契約書にて定めている事項のほうが強いです。

そこで自分の賃貸契約書を特約事項を含めて確認しましょう!

私の場合、なんと特約事項含めてハウスクリーニング代を借り主が負担することは定めていないことが確認できました。

最近では、事前に賃貸契約書の特約事項にてハウスクリーニング代を借主負担にしておくことが多いそうです。

ひどいもんだと思いますが、それが業界の常識になってしまっているのであれば、あとは物件契約時に個別に交渉するしかないですね。

まとめ

ハウスクリーニング費用は

  • 賃貸契約書で取り決めがある場合は、それに従う。
  • 賃貸契約書で取り決めがない場合は、国のガイドラインに従い、貸主負担で主張できる。

実際の交渉

さて、私の場合、

賃貸契約書で取り決めが無いため、国のガイドラインに従い、貸主負担を主張

できたので、早速管理会社に請求されているハウスクリーニング代について以下のように連絡を入れました。

内容を確認したところ、ハウスクリーニング代の請求があります。

賃貸契約書にはハウスクリーニングに関わる特約がありません。

加えて、現状回復義務は果たしているものと考えますので、国土交通省のガイドラインに基づき、請求されたハウスクリーニング費用の支払いは借主負担でなく、貸主負担と考えるのが妥当と考えます。

当該費用の取り下げをお願いいたします。

翌日、確認不足で失礼しました、請求を取り下げますとの連絡が管理会社より入りました。

ふざけんなっていうのが正直な感想ですね。

とりあえず、プロテクトできてよかったです。

解約時清算金という意味不明な請求

こちらの請求については全く意味不明でした。

電話で確認をしたところ、私は5月30日に解約したのですが、5月31日分の日割家賃だと説明を受けました。

5月30日に解約したのになんで5月31日の日割り家賃を請求されるんですか?

びっくりです。

すぐに確認してください、と管理会社に怒りをあらわにしつつ伝えたところ

なぜか1週間ほどかかって

間違いでした、請求を取り下げます

との回答。

まとめ

結局、解約に当たりきちんと確認すると費用は発生しませんでした。

重要なのは、契約書やガイドラインを確認して、不動産会社のいいなりにならず、ほんとに請求金額を払う必要があるのか確認することですね!

それにしても、某D和リビングさんくそすぎますね。

(念の為、一連のやり取りは全てメールに残してます。)

大手グループでこれなので、不動産業界ホント信用できません。

みなさん、知識武装して不動産業界に詐欺られないように気をつけてください!!

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